オンライン・タダーズ開店後しばらくすると無農薬野菜生産者の坂梨勝一さんが来店されました。開口一番「今日は、雨で久しぶりのお休み時間なので農業の話は一切しません。久しぶりの井上さんにたくさんお聞きしたいことがあるんです。ええと、まずは哺乳類で人間しかないという腹筋にはどんな意味があるのですか？」と空手士範の井上さんにいきなりの鋭い問い。井上さんは「若いときは筋トレで腹筋も割れていましたが、それだけでは空手は強くなれませんでした。腰痛をきっかけに、ここ２０年以上、気を通す体操を続けています。筋肉は落ちましたが空手の質が一段上がったような気がします」とご自身の体験を話されました。坂梨さんは続けて「テレビドラマで大地震のときにお店を守ろうとして津波に流されるお米やさんがいましたが、私も畑を守ろうとするでしょう。肝心な命より生活をと考えちゃうんです。本当にこれでいいのか悩んでいます」。みなさんの話の中で印象に残ったのは仕事で被災地域に行かれたT.eng氏の言葉でした。「被災された方に話を聞くと皆さん異口同音に『地震のときは四の五の言わず逃げろ』と言ってましたよ」。そして最後に坂梨さん「私テレビに出るかもしれません。NHKの旅番組で紹介された八百屋さんに野菜を納品したとき少し取材をされました」苦節６年いよいよ晴れてテレビデビューなるか？坂梨さんの感想です。
●井上先生の相談コーナーのおかげで、とても助かりました。あの後、真剣に考えて、大災害の時には、仕事も畑も財産も、全部捨てて、命ひとつだけで避難することに決めました！