誰でも主人公！

お客様が、スタッフとしてコーヒーをいれてふるまうのが「誰でもバリスタ」。早番の I Sさんは毎回、８時３０分には到着して、その日に淹れるコーヒーを試飲して最も美味しい淹れかたを探っていただいています。ISさんと入れ替わりに来ていただく88歳のKTさんは、無料喫茶店のためにコーヒーの本を購入して研究を重ねていつもおいしいコーヒーを淹れていただいています。無料喫茶店、専属バリスタのお二人のハンドドリップのコーヒーの味をぜひお楽しみください。

無料喫茶店のオープン当時から参加されているOYさんが第二回無料喫茶店のときに「来週はカレーを持ってきます」と宣言。第三回は朝一番でカレー鍋と炊飯器を持参され、一日、カレーの匂いに包まれました。その味はとてもスパイシーで大好評でした。味の秘密を聞くと、糸井重里氏の「ほぼ日」のスパイス「カレーの恩返し」が入っているとのこと。それにしても美味しかった。というわけで無料喫茶店の「だれでもシェフ」第一号はOYさんでした。

　気に入った本があれば自由に持っていける無料本屋「タダーズ・ブックス」を始めました。また、お客様の中で、他の人に譲りたい素敵な本をお持ちの方は「タダーズ・ブックス」にお持ちください。趣味の本、旅行雑誌、写真集などジャンルは問いません。素敵な本屋にしましょう。ただスペースに限りがあるので、万一、溢れちゃった時は店主の独断で活用法を考えますが「ま、しょうがない」と広い心でお願いします。

おばさまに連れられて初めて来店したSRさん（小４）に「無料喫茶店のスタッフをやってみない？」と提案してみました。すると「やります」。そこでエプロンを着けて研修開始です。まず豆を挽いてコーヒーメーカーに入れスイッチ・オン。水出しコーヒーをポットからカップに注ぐ、人参ケーキもカットする。これらを見事にやりこなしました。お客さんへの対応もほぼ完璧でした。これなら店長まで任せられます。「子ども店長」の誕生です。

イケア港北の近くで、無農薬野菜を作っておられるSMさんの、野菜はとても評判が高く、中華街の有名中華料理店や、自然食品店にも納めているそうです。ところが夏場は野菜の成長が早く、大きくなりすぎたり、ちょっと傷がついたものは、廃棄していたそうです。それを聞いた店主の提案で夏場だけ、SMさんから無農薬野菜のご提供を受けて、無料八百屋「ヤオ・タダーズ」を開催しております。夏場限定で、数に限りがあるため早いもの勝ちですが、味は保証付きです。機会があればご利用ください。