544 オンライン・タダーズの人々「オンライン・タダーズは私の命を生き返らせてくれます」


 オンライン・タダーズを開店してしばらくすると、無農薬野菜生産者の坂梨勝一さんが、新鮮野菜を持って、直接タダーズに駆けつけてくれました。坂梨さんのパソコンはズームが使用できず、畑作業の合間にタダーズに寄ってオンライン・タダーズにご参加いただいています。「画面のどこを見て喋ればいいのかがわかりません」と言いながら、楽しそうに参加者の話を聞いたり発言したりされていました。特に途中参加のSさんの、神奈川大学のリモート授業と対面授業の話では積極的に質問をされていました。終了後、坂梨さんにお話を伺いました。

「畑作業をしていると、ほとんど人と話すことがありません。もちろん野菜を納めたり、連絡をしたり、仕事上のやりとりはありますが、目的もなく、ただ純粋に話だけをすることはありません。すると少しずつストレスが溜まってきて、精神的にも追い詰められたような感じになります。オンライン・タダーズで、他の人の話を聞いたり、話すことはとっても楽しいです。いわば私の命を生き返らせてくれているようです。またなんとか都合をつけて参加したいです。今日は本当にありがとうございました」