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453 無料喫茶店の人々 「私にとっては気持ちのいい体験ですね」


 思えば1昨年、コーヒー好きの井上清三さんに無料喫茶店の第1回のチラシ(案)をお見せすると「これは面白い!」と即、反応。翌週には、川崎から自慢コーヒー豆とコーヒーミルを抱えてこられ、迷っている私の背中を押していただきました。いわば無料喫茶店の生みの親です。以来、お忙しい日曜日に時間を作って開店1時間だけ、ていねいにハンドドリップでコーヒーを淹れていただいています。その井上さんの奥様はプロの仕立て屋さんで、「ぼくらの3.11」フリーマーケットに洋服の出品をお願いすると快諾され、井上さんが毎週奥様の作品を運んでくださいます。ありがとうございます。井上さんの感想です。

 

●無料喫茶店「タダーズコーヒー」に自宅の川崎から月二回通っています。市営地下鉄のもよりの駅まで歩いて、グリーンライン・ブルーラインを利用して岸根公園駅で降り、岸根公園内を通って来ています。私の場合、必ずいかに早く着くかを頭の中で演算します。先頭車両に乗ると乗換駅でのエスカレーターがすぐ利用できる・・・とか。乗り換え時間のために早歩きをする・・・とか。岸根公園駅改札前のエレベーターにスムーズに乗れると、なんとも達成感を味わってしまいます。そしてそして、無料喫茶店のおいしい(特に今回の豆は絶品でした)コーヒーを連れの京さんの服を眺めながら飲むなんて・・・ホント気持ちがいい。滞在時間は短いけど、私にとっては気持ちのいい体験ですね。