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45 無料喫茶店の人々 28「カリビアンクィーンはうまい」

第1回から「誰でもバリスタ」として美味しいハンドドリップのモーニングコーヒーを淹れていただいている川崎の Iさん。今回は用意されたコーヒー豆のテイスティングをしていただきました。I さんの感想です。

 

カリビアンクイーンはうまい!タダーズコーヒーの9時台はお客さんなし。この機会に、タダーズコーヒーで出しているコーヒー豆を全部淹れて飲んでみたんだ。店主の親戚の方からいただいたというこのコーヒー豆はホントうまかった!なんかコーヒーがおいしいと感じると、このコーヒー豆を製品化した人達の愛情を感じる・・・なんてね。当然私が持参しているカフェインレス・エチオピアにも感じますよ。前日の空手の乱取り稽古で、教え子に右回し蹴りを左側頭部に入れられた。もうこれがショックで、自分の不甲斐なさに眠れなくなる始末。そんなモヤモヤのタダーズコーヒー参加だったけど、カリビアンクイーンを飲んだら一気に回復。ホント、おいしいコーヒーは大好きです。


前回、テーブルに飾られた花を見て私は素直に、いい雰囲気をだしているなあと思った。あんまりいつもは花に目が行かないんだけど、目が行った自分に感心したもんだった。今回も・・・と思ってちらりと見るのを意識したんだ。「あれっ?葉っぱだけ・・・」が最初のチラリ見の感想。しばらくたって、コーヒーを飲みながら見てみたら、なんと小さな赤い実が見えてきたではないか。私は生まれながらの色覚多様性当事者(以前は色盲・色弱と言われていた。最近人権に配慮したネーミングが遺伝子学会でなされた。)。赤と緑は色の波長が似ているので混同しやすい。私は赤の色波長が少しずれているので、緑の中では赤があまり目立たなく見えるらしい。でもでも、よく見ると、この千両(万両?)の実の赤と葉っぱの緑の関係が実に気持ちのいいもんだった。この二つの色が互いに影響し合って醸し出している感じ・・・自分独特の美意識なんだと思うとうれしくなった。色波長のずれがあまりない・・・正常と言われている人には感じない美だと思うと、どんなもんだいエッヘン・・・なんてね。タダーズコーヒーに入店すると、いろいろ感じさせられる。